さざなみユーフォン
いつまでも響く音色
ユーフォンは濡れた指の摩擦を利用して音を鳴らす楽器です。ロッドを擦ることで板が振動し、後ろの共振管で音を増幅させています。
こすり続ければいつまでも音を伸ばし続けることができ、まるでシンセサイザーのような音の空間を作ることができます。
音のうなり
振動数がわずかにずれている音が同時に鳴ると音のうなりが発生します。
例えば440Hzと439Hzの音叉を同時に鳴らすと、1秒の間に、うなりが1つ入ります。ヘルツのズレが大きくなるほどうなる回数は増えます。
うなりが多すぎては不快に聴こえます。ズレ幅が少なすぎてはうなりをはっきりと感じることができません。
さざなみユーフォンは製作者が心地よいと感じる音のうなり(バイノーラル・ビート)の回数を独自に定め適切に響くように楽器を設計し微妙なチューニングをすることでそれを実現しています。
そうすることで、包み込むような残響音を発生させています。
長い残響音
さざなみユーフォンはさざなみ楽器工房独自の振動部の固定方法と材料を選定することで、できる限り残響音が減衰せず長く響く工夫が施されています。海外にもユーフォンはありますが、この作り方によるユーフォンはさざなみ楽器工房独自のものです。残響音が長く響くことにより指を切り替えた際の音の切れ目が分からずいつまでも響き続けるような音の空間を楽しむことができます。また、手前と奥で棒の長さを変えることで演奏時のストレスを減らすようにしている点もさざなみ独自の工夫です。
仕様
音階
12音 (key C ハ長調)
C4 C’4 E4 E’4 G4 G’4 B4 B’4 C5 C’5 D5 D’5
ドド’ミミ’ソソ’シシ’ドド’レレ’
それぞれの音階に微妙にhzの差をつけた同じ音が2つあります
+-7cent程度の上下差があります。冬と夏で音程が若干変わります。(※ほとんどの人は認知できない程度です)
縦 : 横 : 奥行き
約55cm : 43cm : 14cm(ロッド分離時、ロッド装着時は+25cm)
重さ
約10kg
付属品
演奏用棒
備考
素材の成形以外は全ての工程を手作業で製作していますので、小さな傷や汚れ、若干の形の不揃いなどがあります。
さざなみ楽器工房のユーフォンは個人が独学で製作した楽器です。
より良い音を響かせるために日々研究・改良を行っているので注文時と納品時のデザインなどが若干異なることがあります。
本ページに記載されている仕様は予告なく変更する場合がございます。